愛知県は5日、名古屋港に到着した貨物船から陸揚げされたコンテナ内で、強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」約20匹が見つかったと発表した。環境省によると、今年に入り、国内で確認されたのは4例目。全て働きアリで、県は繁殖の可能性は低いとみている。

県によると、貨物船は6月12日、中国のアモイを出港、14日に名古屋港鍋田ふ頭(同県弥富市)に到着した。陸揚げされたコンテナは7月2日に飛島ふ頭(同県飛島村)にある海運事業者の敷地内に陸路で搬入された。
海運事業者が3日、内部で約20匹のアリを発見し、連絡を受けた県が敷地内でさらに2匹を確認、全てその場で殺虫処分した。
県などがサンプルを専門家に送り、5日にヒアリと確認された。県は見つかった場所の周辺に殺虫餌を置いている。

産経WEST
https://www.sankei.com/west/news/180705/wst1807050073-n1.html