https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180707/k10011518941000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004

記録的大雨の原因は
2018年7月7日 1時11分大雨

今回、西日本を中心に各地で記録的な大雨となっている原因について、気象庁は、西日本から東日本にかけて活発な梅雨前線が停滞し続けていることに加え、沖縄付近で発生した非常に発達した雨雲の塊から大量の水蒸気が西日本付近に流れ込んだことなどを挙げています。

気象庁によりますと、台風7号が、3日前の今月4日に日本海で温帯低気圧に変わったあとの5日、梅雨前線が西日本から東日本の広い範囲にかかりました。

この梅雨前線に向かって日本の東海上にある太平洋高気圧の縁に沿うように、南西から暖かく湿った空気が流れ込み続けて前線の活動が活発になった結果、線状に連なった発達した雨雲が西日本から東日本に次々とかかって断続的に非常に激しい雨が降りました。

これに加えて、5日、沖縄付近の海上に非常に発達した雨雲の塊ができて沖縄県の宮古島や石垣島などで猛烈な雨が降りました。この雨雲の塊から暖かく湿った空気が6日の午後以降、九州北部や中国地方などに流れ込んで、各地の雨をさらに強めたとみられると分析しています。

梅雨前線が停滞し、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい状況は8日にかけて続く見込みで、気象庁は、今後の雨の降り方に警戒するよう呼びかけています。