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台風8号 10日に先島諸島に接近 暴風・高波に警戒
2018年7月10日 1時10分気象

非常に強い台風8号は、沖縄県の南の海上を西寄りに進んでいて、10日、非常に強い勢力を保ったまま沖縄県の先島諸島にかなり接近する見込みです。気象庁は暴風や高波に警戒し、周囲の状況が悪化する前に避難などの備えを済ませるよう呼びかけています。

気象庁の発表によりますと、非常に強い台風8号は、10日午前1時には那覇市の南南東370キロの海上を1時間に30キロの速さで西北西へ進んでいるとみられます。

中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径190キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

台風はこのあとも西寄りに進み、10日、非常に強い勢力を保ったまま、沖縄県の宮古島や石垣島などの先島諸島にかなり接近する見込みです。

沖縄県では次第に風が強まっていて、北大東空港では9日午後11時半すぎに25.7メートル、那覇市で10日午前0時半ごろに24.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。

先島諸島では10日、猛烈な風が吹くおそれがあり、予想される最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルに達する見込みです。

海上の波の高さは先島諸島で12メートルと猛烈にしけるほか、鹿児島県の奄美地方でも大しけになる見込みです。

また、台風の接近に伴い先島諸島では10日、雷を伴って1時間に80ミリから100ミリの猛烈な雨が降るおそれがあります。

10日夜遅くまでの24時間に降る雨の量は多いところで300ミリと予想され、その後、10日の夜遅くから11日の夜遅くまでにさらに200ミリから300ミリの雨が降るおそれがあります。

気象庁は、暴風や高波に警戒するとともに台風の接近に伴って急激に風雨が強まるおそれがあるとして周囲の状況が悪化する前に避難などの備えを済ませるよう呼びかけています。

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