https://www.cnn.co.jp/world/35122135.html

アフガン駐留米兵3人が死傷、内部関係者の襲撃か
2018.07.09 Mon posted at 11:49 JST

(CNN) アフガニスタン南部のウルズガン州で、現地の部隊の指導に当たっていた米兵が殺害される事件があり、米国防総省は9日までに、内部関係者の犯行とみて調べていることを明らかにした。

国防総省によると、死亡したのは米陸軍のジョセフ・マシエル伍長。ほかに米兵2人が負傷した。7日にウルズガン州にあるアフガン軍の施設で現地部隊の指導を行っていた際に、内部関係者に襲撃されたとみられるという。

アフガニスタンで兵士が死亡したのは今年に入ってこれで3人目。
北大西洋条約機構(NATO)率いるアフガン駐留連合軍は7日、事件について捜査していることを明らかにした。負傷した米兵2人は手当てを受けており、容体は安定しているという。
国防総省によると、死亡したマシエル伍長は、国際テロ組織アルカイダや過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」系のテロ組織に対する掃討作戦に加わっていたほか、アフガン軍の訓練に携わる部隊に所属していいた。

アフガンに駐留する米陸軍司令官は先月の時点で記者団に対し、内部関係者による襲撃を脅威と位置付け、警戒のための対策を講じていると説明していた。

内部関係者による襲撃事件では、昨年8月にNATO軍のルーマニア兵が負傷していた。その2カ月前の6月には米兵に死傷者が出ている。

死亡した米陸軍のジョセフ・マシエル伍長
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/07/09/dcd341c8a21833786657ded6d44d50a0/t/768/432/d/corporal-joseph-maciel.jpeg