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台風8号 先島諸島は暴風や高波に厳重警戒を
2018年7月11日 19時16分気象

非常に強い台風8号は、沖縄県の先島諸島の広い範囲を暴風域に巻き込みながら西寄りに進んでいます。先島諸島では猛烈な風が吹くおそれがあり、気象庁は暴風や高波に厳重に警戒し安全を確保するよう呼びかけています。

気象庁の発表によりますと、非常に強い台風8号は10日午後7時には沖縄県の石垣島の北北東80キロの海上を1時間に30キロの速さで西北西へ進んでいるとみられます。

中心の気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心の東側240キロ以内と西側150キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

この時間、沖縄県の先島諸島の広い範囲が台風の暴風域に入っていて非常に強い風が吹いているほか、台風本体の発達した雨雲がかかり局地的に強い雨が降っています。

10日午後3時すぎには下地島空港で44.8メートル、宮古島市平良で43.1メートル、午後5時45分ごろには、石垣市登野城で39.8メートルの最大瞬間風速を観測しました。

台風はこのあとも西寄りに進み、先島諸島では猛烈な風が吹く見込みで、11日にかけて予想される最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルに達する見込みです。

また、10日の波の高さは先島諸島で12メートル、沖縄本島地方で9メートルと猛烈なしけが続く見込みです。

11日にかけても先島諸島で9メートルから10メートルの猛烈なしけが続くほか、鹿児島県の奄美地方でも大しけが続く見込みです。

先島諸島では11日明け方にかけて局地的に雷を伴い1時間に60ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。

11日夕方までの24時間に降る雨の量は、多いところで200ミリと予想されています。気象庁は、暴風や高波に厳重に警戒し安全を確保するよう呼びかけています。