◆護身術訓練 女子、反撃学ぶ 小野工高/兵庫

女子生徒を対象にした護身術訓練が11日、県立小野工業高校(小野市片山町、小林教之校長)であった。
1年生40人が参加し警官から学んだ。
小林校長によると、昨年、粟生駅(同市粟生町)などで生徒が不審者につきまとわれたことから、学校が県警に要請して訓練が実現した。

この日は、小野署刑事生活安全課の古谷晴彦警部補が、スマートフォンを見ながら歩いていて不審者につかまる様子を、生徒相手に実践。
ながら歩きの危険性と注意を呼びかけた。
全体の講師を務めた県警本部教養課の伊藤清美警部補は、腕を捕まれたり後ろから抱きつかれた際の逃げ方や反撃法について、身ぶりを交え説明した。

熱心に受講した中根綾花さん(15)は「両手を取られて引っ張られた時、相手の鼻を目がけて手を突き出す対処法がためになった。
もしもの時に生かせそうです」と話していた。

毎日新聞 2018年7月12日地方版
https://mainichi.jp/articles/20180712/ddl/k28/040/354000c