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住友生命 健康増進図る新しい生命保険発売へ
2018年7月17日 17時08分

積極的に運動したり、健康診断を受けたりした人の保険料を割り引く新しい生命保険が発売されることになり、健康増進を促す保険の販売競争が激しくなりそうです。

「住友生命」が今月24日から販売する死亡保険や医療保険は、契約者ががん検診などを受けたり、歩数や心拍数などのデータを提供したりすることでポイントがたまります。

そして、1年間に獲得したポイントの合計によって、次の年の保険料が最大で2%安くなる仕組みで、ポイントが少ない場合は保険料が上がることもあるということです。

こうした保険で契約者が積極的に健康に役立つ活動に取り組めば、会社が支払う保険金や社会保障費の抑制にもつながるとしています。

記者会見した住友生命の橋本雅博社長は「健康寿命をのばすことは、今や日本全体の課題だ。新たなマーケットを切り開ける保険だと考えている」と述べました。

生命保険業界では、「東京海上日動あんしん生命」が、1日の歩数が一定の水準を超えた場合に保険料の一部を払い戻す商品を扱っているほか、「第一生命」も加入する際に健康診断の結果を提出すれば、保険料が安くなる保険の販売を始めています。

少子化などを背景に国内の生命保険市場は今後、縮小が見込まれるだけに、健康増進を促す新しい保険の販売競争は激しくなりそうです。