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遺品整理トラブルが急増 去年の2倍に 契約内容確認を
2018年7月20日 4時21分

遺品の整理サービスをめぐるトラブルが急増しています。今年度に入ってから全国の消費生活センターに寄せられた相談は昨年度の同じ時期の2倍に達していて、国民生活センターは、契約する前に内容を十分確認するよう呼びかけています。

国民生活センターによりますと、ことし4月からの3か月間に全国の消費生活センターに寄せられた遺品の整理サービスに関するトラブルなどの相談は31件と、昨年度の同じ時期の2倍に増えています。

特に、見積もりの際に業者にせかされて契約したが作業が始まらないとか、解約を申し出たら多額のキャンセル料を請求されたといった相談のほか、予定外の料金を請求され、見積もりの2倍の費用を支払うことになったとか、処分しないよう頼んだ物まで処分されてしまったといったケースも目立つということです。

遺品整理サービスのトラブルが急増していることについて、国民生活センターは、高齢化と核家族化が進んで需要が増えていることに加え、スマートフォンで簡単に業者を検索できるため、利用者が増えていることが背景にあると見ています。

そのうえで、利用する際は複数の業者から見積もりをとるとともに、料金や作業内容を十分確認して契約するよう呼びかけています。