近畿地方では連日猛烈な暑さが続く中、夏の高校野球の地方大会の運営にも影響が出ていて、気温が上がる時間帯の試合を避けるよう日程を変更するなど大会関係者は熱中症への対応に追われています。

このうち夏の全国高校野球滋賀大会では、21日の3回戦から、午後の最も気温が上がる時間帯の試合を避けるため大会日程を2日間延長して1日4試合から2試合に変更し、開始時間をすべて午前中にする措置が取られました。

さらに、準決勝と決勝の開始時間も午後の最も暑い時間帯を避けるように変更されました。

滋賀県高野連によりますと雨による順延以外でここまで大きな日程の変更は初めてだということです。

また、京都大会では20日行われた4回戦の2試合で、熱中症を防ぐため、スタンドでの応援団の演奏が中止されました。

さらに、21日と22日は試合の開始時間を1時間ずつ繰り上げて午前8時半から始めることにしています。

高野連=日本高校野球連盟は各都道府県連盟に通達を出し、試合中に水分補給の時間をこまめにとることなど、熱中症対策に万全を期すよう呼びかけています。

高野連では「地方大会で応援団や観客など多数の人が熱中症で搬送されています。応援団に対しても十分に配慮するようお願いしたい」と話しています。

2018年7月20日 16時05分
NHK NEWS WEB
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