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新たにのり面6か所で崩壊確認 岡山 小田川の堤防
2018年7月20日 21時26分豪雨

今回の豪雨で、広い範囲が浸水した岡山県倉敷市の真備町を流れる小田川では、決壊した2か所の堤防とは別に6か所の堤防ののり面が降り続いた雨で崩壊していたことが、国土交通省の調査で新たにわかりました。

今回の豪雨で倉敷市真備町では小田川や末政川など4つの川の合わせて8か所の堤防が決壊して、広い範囲が浸水する被害が出ました。

このうち小田川では2か所で堤防が決壊しましたが、国土交通省岡山河川事務所が調べたところ、決壊した場所とは別に6か所で、堤防ののり面が降り続いた雨によって崩壊していたことが確認されたということです。

のり面が崩壊した6か所は高梁川との合流点から600メートルから4キロほどの上流に点在していて、このうち少なくとも2か所では、水がのり面を越えた跡も確認されたということです。

岡山河川事務所では崩壊したのり面の応急的な復旧工事を進めていて、このうち、幅およそ70メートルにわたって崩れた宮田橋の近くでは、土を盛ったり固めたりする工事を行っています。

すでに4か所では工事が終わり仮復旧ができたということで、県内のほかの川の堤防についても調査を続け、全体の被害状況を把握したいとしています。

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