熱中症で12人重体、今月末まで酷暑続く見込み
2018年07月22日 20時35分
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180722-OYT1T50052.html?from=ytop_top

 東京都八王子市37・3度、名古屋市千種区で38・7度、福岡市博多区で36・8度など主要大都市で高温を記録した。また、広島市で34・2度、岡山県倉敷市35・9度などの西日本豪雨の被災地でも厳しい暑さが続いた。

 日本列島は22日も高気圧に覆われて日差しが強まり、広い範囲で酷暑が続いた。読売新聞のまとめによると、22日午後6時現在、熱中症(疑い含む)のため、全国で1982人が救急搬送され、1都6県の12人が重体となっている。
 気象庁によると、国内の全観測地点の2割を超える237地点で最高気温が35度以上の猛暑日を記録。猛暑日の地点数は今年最多となった。
 最高気温は、岐阜県郡上市39・8度、愛知県豊田市、名古屋市で39・5度などを記録。京都府舞鶴市(38・8度)など5地点で観測史上最高の気温を更新し、東京都心も今年最高となる35・6度まで上昇した。
 西日本豪雨の被災地も、岡山県倉敷市36・7度、愛媛県大洲おおず市35・6度、広島市34・9度など各地で厳しい暑さとなった。
 23日の最高気温は、埼玉県熊谷市、名古屋市、岐阜市で39度、岡山市と東京都心で36度などと予想されている。
 今月末にかけて関東から九州を中心に高温が続く見通しで、気象庁は「屋外での激しい運動は控え、こまめに水分と塩分を補給してほしい」と熱中症への警戒を呼びかけている。