◆奨学金手続き怠り診断書も紛失、不適切な事務処理繰り返す…三重県の50代男性職員 処分検討

三重県は24日、50代男性職員が、歯科技工士を目指す学生への奨学金手続きを怠ったり、子供の医療費助成のための診断書をなくしたりするなど不適切な事務処理を繰り返していたと発表した。
県は処分を検討している。

県によると、職員は平成22年度から健康づくり課、26年度からは雇用対策課に所属。
県は23年度、歯科技工士養成の専門学校に通う学生3人を奨学金の対象に決定したが手続きされず、1人当たり2年分約86万円が全く貸与されなかった。
また、がんや糖尿病などを患った子供の診断書1561人分を紛失したほか、県が障害者向けの就職説明会を開いた際の手話通訳者への報酬など約9万円も未払いだった。

今年5月、報酬未払いのあった手話通訳者から県に指摘があり発覚。
職員は「仕事が忙しい中、先送りし失念していた」と話しているという。

産経WEST 2018.7.24 21:10
https://www.sankei.com/west/news/180724/wst1807240106-n1.html