25日夕方、横浜市と神奈川県横須賀市を結ぶ自動車専用道路で、逆走した乗用車が次々と衝突事故を起こし、消防によりますと6人がけがをしました。乗用車はおよそ10キロにわたって逆走したとみられ、警察は運転していた70歳の男を逮捕し、詳しい状況を調べています。

25日午後5時半ごろ、自動車専用道路「横浜横須賀道路」の下り線で逆走した乗用車が少なくとも6台の車と次々に衝突する事故がありました。

乗用車は最後の車と正面衝突してようやく止まりましたが、消防によりますと、ぶつけられた車のうち3台に乗っていた20代から60代の男性6人がろっ骨を折るなどの重軽傷を負いました。

また、警察によりますと、この乗用車は浦賀インターチェンジと横須賀インターチェンジの間のおよそ10キロを逆走したとみられています。

警察は、運転していた70歳の男を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕し、逆走のいきさつや事故の詳しい状況を調べています。

ドライブレコーダーに逆走の映像

当時、横浜横須賀道路を走行していたトラックのドライブレコーダーが事故の様子を捉えていました。

映像には、このトラックと併走する形で反対車線の下り線を逆走する乗用車が写っています。

乗用車は中央分離帯に車体をこするようにしてややスピードを上げて進んだあと、前から来た車と正面衝突しました。

トラックが所属する運送会社によりますと、現場は横須賀インターチェンジを過ぎた辺りで、衝突が起きた当時、トラックは時速55キロほどで走っていましたが、逆走した乗用車はそれ以上のスピードだったということです。

運送会社によりますと、トラックのドライバーは「逆走車はかなり長い距離を走ってたように見えた。恐怖を感じた」と話していたということです。

NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180725/k10011549101000.html