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ミミズ使って薬を生産 見学会に子どもたちが参加 奈良
2018年7月27日 4時04分

ミミズを使って薬や健康食品を生産している奈良県大和高田市の製薬会社で26日、工場の見学会が行われ、夏休み中の子どもたちが参加しました。

この見学会は、奈良県大和高田市にある明治15年創業の老舗の製薬会社が行い、市内の小学校に通う児童と保護者およそ30人が参加しました。

この会社では、ミミズを使った解熱剤や健康食品を生産していて、はじめに会社の担当者からミミズの皮の部分には熱を下げる効果があることなどを教わりました。

このあと、健康食品用に工場で育てられているミミズを見学し、木箱に入った体長10センチほどの大量のミミズをゴム手袋をつけて触ったり観察したりしていました。

参加した小学生は「かわいかった」とか「少し気持ち悪かった」などと話していました。

会社や県によりますと、ミミズは医薬品の原料に使うことが国に認められていて、県内では14の会社がミミズを使った薬を生産しているということです。

見学会を行った「ワキ製薬」の脇本真之介社長は、「ミミズが私たちの健康に貢献してくれていることを学んでもらえたと思います」と話していました。