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隅田川花火大会でテロ警戒強化
2018年7月29日 5時02分東京五輪・パラ

オリンピックを2年後に控え、警視庁は大規模なイベントを狙ったテロ事件を防ぐため、29日に行われる隅田川花火大会でも、およそ3000人の警察官を配置して警戒に当たることにしています。

隅田川花火大会は毎年100万人近い人が訪れ、周辺の駅なども含めて大変な混雑が予想されるため、警視庁はおよそ3000人態勢で警戒に当たることにしています。
世界各地で人が多く集まる場所に車が突っ込むテロ事件が起きていることから、周辺の30か所でトラックなどの進入を防ぐ措置をとるほか、銃器対策部隊から選抜された「ERT=緊急時対応部隊」を近くに待機させることにしています。

また、ことしは、人混みの中で不審な動きをしている人物をカメラで見分けるシステムの実証実験も行い、東京オリンピックに向けて警備の手順の確認を進めるということです。

最近は、外国人観光客も多く訪れることから、電光掲示板での注意の呼びかけは英語や中国語などでも行うことにしていて、警視庁は「花火大会が安全に行えるよう万全の対応を取りたい」としています。

ことしの隅田川花火大会は台風の影響で1日延期され、29日午後7時から開催されます。

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