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2018/07/30(月) 14:59:39.55ID:CAP_USER9光化学スモッグの原因となる、光化学オキシダントの上空の濃度を調べようと、埼玉県環境科学国際センター（同県加須市上種足）は３０、３１両日、ドローンを利用した大気調査を行う。
光化学オキシダントの上空の濃度分布や時間による変化はよく分かっておらず、調査で光化学スモッグの発生、解消のメカニズム解明を目指す。
同センターによると、光化学スモッグを対象にした大気調査にドローンを活用するのは全国で初という。
光化学スモッグは、窒素酸化物などが太陽光で化学反応を起こしてできる、オゾンなどの光化学オキシダントの濃度が高まることで発生する。
埼玉は、光化学スモッグ注意報の発令日数が過去１０年のうち６年で全国一となっている。
光化学スモッグは大気中で発生するが、上空の状況などは判明していないという。
同センターは、平地の大気汚染測定局のオゾン濃度が日中に注意報発令レベルでも夕方には低下する一方、標高約８４０メートルの東秩父大気汚染測定局（東秩父村）は夜も濃度が高いままであることに着目。
同測定局近く（ときがわ町）で昼から夜にかけ４回、ドローンを飛ばし、標高１０００メートルまで３０メートルごとにオゾン濃度などを測定。
２〜３カ月かけて分析して発生や解消の仕組みを解明し、注意報発令の予測にもつなげる。
同センターは「上空の観測で発生のメカニズム解明や予測の精度を高めることにつながれば」としている。
写真：大気測定に使用するドローン＝県環境科学国際センター提供
https://i.imgur.com/uwTjrjU.png
毎日新聞 2018年7月30日 10時46分
https://mainichi.jp/articles/20180730/k00/00e/040/187000c
