◆GDPは2四半期ぶりプラスか 4〜6月期1・19%増 民間10社予測

主要民間シンクタンク10社による平成30年4〜6月期国内総生産(GDP)速報値の予測が31日、出そろい、平均で実質年率1・19%増となった。
プラス成長は2四半期ぶり。

1〜3月期の天候不順で弱含んでいた個人消費が回復したほか、設備投資の堅調な伸びを予想する声が多かった。
4〜6月期GDPは内閣府が8月10日に発表する。

予測幅は0・5%増〜2・1%増だった。
最も高い2・1%増を見込んだ三井住友アセットマネジメントは、個人消費について「寒波・大雪の影響などから1〜3月期が前期比0・1%減だった反動が出る」として0・2%増と予想した。

設備投資に関しては、資本財出荷指数など速報値段階で使用する供給サイドの関連データがしっかりしていることから0・6%増と予測した。
最も低い伸びを予想した日本総合研究所は「在庫調整やサービス輸出の減少がマイナスに寄与した」と分析。
個人消費は給与・ボーナス増で可処分所得が増えたことなどから0・4%増と試算したが、海運大手のコンテナ船事業統合で海上輸送の受け取りが減少し、輸出が0・5%減になると見込んだ。

産経ニュース 2018.7.31 20:40
http://www.sankei.com/economy/news/180731/ecn1807310030-n1.html