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38度超える猛烈な暑さのところも 2日も熱中症に警戒を
2018年8月2日 0時27分気象

1日もほぼ全国的に晴れ、ところによって最高気温が38度を超える猛烈な暑さとなりました。2日も猛暑が続く見込みで、熱中症に警戒が必要です。

気象庁によりますと、1日もほぼ全国的に高気圧に覆われて晴れ、強い日ざしが照りつけ、気温が上がりました。

日中の最高気温は、京都府舞鶴市で38度6分、埼玉県熊谷市で38度3分、岐阜県美濃市で38度2分、福島市と群馬県館林市、それに兵庫県豊岡市で38度1分と38度を超えたほか、松江市で37度8分、東京・青梅市と名古屋市で37度7分、仙台市で37度3分、栃木県大田原市で37度2分などとなり、仙台市と栃木県大田原市など全国5つの観測点で、統計を取り始めてから最も高い気温の記録を更新しました。

また、東京の都心でも35度1分まで上がり、8日前の先月24日以来の猛暑日となったほか、広島市と岡山県高梁市でいずれも36度1分などと、西日本を中心とした豪雨の被災地やその周辺でも猛暑となり、全国のおよそ200地点で35度以上の猛暑日となりました。

2日も高気圧に覆われ猛烈な暑さが続く見込みで、日中の最高気温は、前橋市と埼玉県熊谷市、甲府市、名古屋市、岐阜市、それに京都市で38度、福島市と奈良市、兵庫県豊岡市、大分県日田市で37度、大阪市と広島市、それに岡山市で36度などと予想されています。

猛暑が予想される地域では、日中の運動は控えるほか室内ではためらわずに冷房を使い、こまめに水分を補給して塩分も不足しないようにするなど、熱中症に引き続き警戒が必要です。

特に環境が変化している西日本豪雨の被災地では、熱中症の危険性が高まっているため、十分な対策をとってください。

一方、気温の上昇に伴って東日本や西日本の山沿いを中心に、大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達しています。

気象庁のレーダーによる解析では、午後3時20分までの1時間に山梨県富士吉田市付近で、およそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

大気の不安定な状態はこのあと数時間続く見込みで、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は、低い土地の浸水などに十分注意するよう呼びかけています。