無断で焼酎の商標登録取り消し
(かごしま県)

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180802/5050003704.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

県内2つの焼酎の銘柄について、福岡県の会社が無断で中国に商標登録したことから、
焼酎を製造する酒造会社が中国の商標局に取り消しを求めたところ、
2日までに認められたことが分かりました。

取り消しが認められたのは、「森伊蔵」と「伊佐美」の銘柄の焼酎です。
これらの焼酎を製造している酒造会社2社によりますと、11年前に福岡県の会社が
それぞれの焼酎の銘柄について、2社に無断で中国の商標局に商標登録を申請し
8年前に中国で商標登録されました。

2社は申請が出された段階で異議を申し立てましたが、認められなかったため、
登録された商標が一定期間、使用されない場合に取り消される制度を指摘し、
去年、中国の商標局に取り消しを求めたところ、2日までに取り消しを認める決定が出されたということです。

これを受けて2社は再度、商標登録を申請し、順調に手続きが進めば
中国の商標局に2年後をめどに正式に認められる見通しです。

「森伊蔵酒造」は
「10年間、あきらめずに申し立てなどをしてきたことが実を結び、うれしいです」
とコメントし、「伊佐美」を製造する「甲斐商店」は
「自分たちのブランドを守れてほっとしています」と話しています。

今回の手続きを支援した鹿児島相互信用金庫によりますと、無断で商標登録されるケースは
ほかにもあるということで、対応が必要なときは相談するよう呼びかけています。

08/02 15:14