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ピースボート乗船の被爆者が会見
「核なき世界訴えたい」
2018/8/3 16:32
©一般社団法人共同通信社

 昨年ノーベル平和賞を受賞した非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)を運営する団体の一つ「ピースボート」の船に乗り、世界一周をしながら体験を語る被爆者2人が3日、広島市役所で記者会見し「核なき世界(の実現)を訴えたい」と語った。

 乗船するのは塚本美知子さん(83)=東京都杉並区=と、空民子さん(76)=広島市中区。10歳で被爆し、父を亡くした塚本さんは「父の無念の死とその後の母の苦労を見て、絶対に核兵器の恐ろしさを伝えねばと思った」と語った。

 船は9月に横浜港を出航する予定。24カ所に寄港しながら被爆体験を伝え、12月に帰国する。