愛知県警は13日、指定暴力団神戸山口組傘下の組幹部(68)を殺害しようとしたとして、名古屋市守山区廿軒家、無職郡司久容疑者(69)を殺人未遂容疑で再逮捕し、発表した。
「切りつけたことは間違いないが、殺すつもりはなかった」と容疑を否認しているという。
郡司容疑者は、指定暴力団山口組弘道会傘下の関係者とみられ、県警は背景に山口組分裂に伴う対立抗争があるとみて調べている。

県警によると、郡司容疑者は7月23日午後7時〜7時10分ごろ、名古屋市千種区の公園で、組幹部を包丁で切りつけて腕や顔に切り傷を負わせた疑いがある。
郡司容疑者は事件直後、「人を刺した」と自首し、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕されていた。県警は、神戸山口組傘下の組幹部を弘道会側に引き抜こうとした可能性があるとみている。

2018年8月13日19時06分 朝日新聞
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