大阪府警富田林署で無職樋田淳也容疑者(30)が弁護士との接見後に逃走した事件で、樋田容疑者が勾留中に「ネジをのんだ」と署員に訴えて病院を受診していたことが、捜査関係者への取材でわかった。検査で異常はなく、署は当時、虚偽申告と判断。府警は、樋田容疑者が以前から逃走の機会をうかがっていたとみている。

 樋田容疑者は5月25日、盗まれたバイクを大阪府松原市の実家近くに隠したとして盗品等保管容疑で逮捕され、署に勾留された。その後、強制性交、強盗致傷容疑などで3回逮捕された。

 捜査関係者によると、樋田容疑者は勾留中に、留置場の担当署員に「ネジをのんだ」と申告。病院でレントゲン検査を受けたが、ネジは確認されず、体調に異変もなかったため、署に連れ戻された。

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2018年08月19日 08時45分
YOMIURI ONLINE
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