0001ばーど ★
2018/08/21(火) 11:56:27.43ID:CAP_USER9銚子川は大台ヶ原から熊野灘に注ぐ清流。周辺に集落が少なく、生活排水がほとんど流れ込まないため、河口でも透明度が高く、「奇跡の川」とも呼ばれる。6月には、新種のヨコエビが発見された。
7年ほど前からテレビなどで美しい川の様子が取り上げられるようになり、三重県外からも川遊びやキャンプに訪れる人が増えた。川魚が水面を跳ねることから名付けられた支流・又口川の魚飛渓うおとびけいも人気だ。
町の調査によると、銚子川と魚飛渓の約5キロの範囲では一昨年、最も多い時で970台の車が確認された。駐車場は町営の170台分しかなく、ほとんどが路上駐車だ。
特に魚飛渓沿いの県道では、1キロ余りの区間に340台が縦列で駐車していた。道幅は狭い所では4メートルほど。町によると、けが人救出のため出動した消防車が通れず、軽トラックに機材を積み替えて現場に向かったこともあったという。
町は数年前から看板やコーンを設置し、特に道幅の狭い区間で駐車禁止を呼びかけてきたが、コーンを勝手に動かして駐車するなど悪質なケースが多発。今年は初めて河川敷や私有地を利用した220台分の臨時駐車場を設けたが、路上駐車は相変わらず多いという。
「臨時駐車場はこれ以上用意できない。ピーク時は受け入れの限界に近い」と町企画課の宮原俊也課長は懸念する。
キャンプやバーベキューで出たゴミや夜間の騒音なども問題となっている。町はゴミを持ち帰るよう呼びかけているが、改善されず、数年前からゴミ置き場を設けた。仮設トイレも設置しているが、トイレ以外の場所で用を足す人もいる。周辺は町の水道水源で、町は来年以降、河原でのキャンプやバーベキューを一部禁止することも検討しているという。
銚子川沿いでキャンプ場を運営するNPO法人ふるさと企画舎の田上至理事長も「規制すれば銚子川を訪れる人が減るかもしれないが、環境を保護していくことが最優先だ」と話している。(根岸詠子)
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2018年08月21日 10時46分
YOMIURI ONLINE
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