◆ダイソーのカンペンケースで小学生が指をケガ 8万個を回収へ

100円ショップ「ダイソー」が販売した筆箱(カンペンケース)を開けようとした大阪府の小学生が、指の皮膚を2針縫う大ケガを負ったとして、消費者庁や国民生活センターが筆箱の使用をただちに止めるよう呼びかけている。
ダイソーを運営する大創産業は、これまでに販売した約8万個の自主回収を決めた。

リコールの対象となっているのは、ダイソーが全国の店舗で今年2月から8月にかけて販売した「CRISP」というカンペンケースのシリーズ2種(各税抜100円)、計約8万個。
消費者庁によると今年4月、大阪府の小学校で10歳の児童が左手でフタを開けようとした際、中央の透明な窓部分がたわんで、指がフタの内部に入り込み、金属製の鋭利な縁で皮膚の一部が削げ落ちて、左手指を2針縫うケガをしたという。

相談を受けて国民生活センターが商品テストを実施した結果、フタと窓部分は接着されておらず、内側の縁が非常に鋭い構造になっていることが裏付けられたことから、使用中止を呼びかけた。
大創産業は店頭から商品を撤去するとともに、回収して商品代を返金するとしている。

■解説
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フタと透明樹脂部分の窓が接着されていないので、窓部分を指で押すとたわむ
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フタの内側の縁が非常に鋭利なため、指をケガするおそれが高い
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ハザードラボ 2018年08月21日 17時34分
https://sp.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/6/26107.html