大阪府警富田林署から樋田淳也(ひだ・じゅんや)容疑者(30)が逃走した事件で、樋田容疑者が勾留されていた留置場の居室から、手書きのメモが見つかったことが捜査関係者への取材で分かった。メモには留置場を担当する署員の勤務シフトが記され、府警は樋田容疑者が監視の緩い署員を狙って逃走を計画していた疑いがあるとみて調べている。

樋田容疑者は今月12日夜、署で弁護士と接見した後、面会室のアクリル板を壊して逃げた加重逃走の疑いで指名手配されている。

 捜査関係者によると、メモは樋田容疑者がいた居室の隙間(すきま)に折りたたまれた状態で見つかった。

 留置場では3交代制で署員2人が看守を務め、メモにはカレンダー形式で勤務する署員の名前などが書かれていたという。一部の署員の名前や日付には印が付けられていたといい、府警は樋田容疑者が事前に勤務態勢を調べ、逃走を計画していたとみている。

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毎日新聞
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