5年前、大阪の四條畷警察署で上司4人からパワハラ=パワーハラスメントを受けた28歳の巡査長が自殺したことについて、民間企業の労災にあたる公務災害に認定されていたことがわかりました。

大阪府警察本部によりますと、平成25年、四條畷警察署の刑事課に勤務していた28歳の男性巡査長が、署に配属されてから5か月後に自宅で自殺しました。

警察はその後の調査の結果、当時の上司で警部補2人と巡査部長2人の合わせて4人が、勤務中に大声で叱責したり、職場の飲み会で巡査長の腕時計をビールの入ったグラスに入れたりするなど、パワハラをしていたことが自殺の原因だったと結論づけ、4人とも懲戒処分を受けて依願退職しました。

これについて、巡査長の遺族から申請を受けた地方公務員災害補償基金大阪府支部が、民間企業の労災にあたる公務災害だと、おととし、認定したということです。

大阪府警察本部で職場のパワハラで自殺した警察官が、公務災害と認められたのは初めてだということです。

2018年9月11日 17時04分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180911/k10011624791000.html