【ウラジオストク(ロシア極東)=工藤武人】13日に閉幕した「東方経済フォーラム」は、ロシアが中国との蜜月関係を誇示する演出に腐心するなど米露関係の悪化が色濃く反映されたものになった。

 際立ったのが、4回目となったフォーラムに初めて出席した中国の習近平シージンピン国家主席の厚遇ぶりだ。

 中露首脳会談後の11日夜には、プーチン大統領が会場内を習氏に案内し、おそろいのエプロンを着けて一緒に焼いたロシア風クレープを食べ、ウォッカで乾杯した。プーチン氏がロシア特産の蜂蜜を習氏にプレゼントする場面もあった。米中が貿易を巡り激しく対立する中、中露の接近が目立ったフォーラムとなった。

 日露関係を巡り、北方領土問題を事実上棚上げするプーチン氏の提案も、米大統領選への干渉問題や英国での神経剤襲撃事件など様々な理由でロシアに制裁を科す米国への強い警戒感が背景にある。

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2018年09月13日 23時23分
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