>>185
金刷りまくっても全く金利があがらない破綻論が破綻
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異次元の金融緩和により、
『日銀が膨大な量の国債を買っているので、金利が上がって来ない』。

なぜなら、『10年ものなど国債の価格と金利は連動』していて、
国債を買うと、国債価格が上昇し、金利が下落して低くなる。
国債を売ると、国債価格が下落し、金利が上昇して来るので。

*問題はかなり低い金利を日銀が異次元まで膨大に買って来ているので、
その『かなり低い金利の膨大な量の国債資産が、日銀の資産のほとんどを占めている』ため、
(世界的な好景気を受けるなどで)金利が上昇して来ると、
日銀が債務超過に陥って来る危険性がある。

・日銀が債務超過に陥ると、日本政府が公的資金を使って日銀を救済するので、
日本の国民の負担が大きくなる。

・日本はかなり低い金利の国債を異次元まで膨大に買ってしまったので、
金利が上昇して来るほど、米欧よりも日銀が債務超過に陥りやすい。

だから、日銀は金利を上げたくても上げられない状態。

※そのため、不景気になった時に、金利を下げて景気を刺激するなど
日銀は金融政策をほとんど打てなくなっている。

つまり、日本の金融システムを司る日本の中央銀行は、
その機能が死んでいる、機能不全の状態。

・なので、中央銀行である日銀が膨大に保有するかなり低い金利の国債資産などを減らしていくことで、
日銀の資産と負債、バランス・シートを正常に戻すことで、
日銀が金利の上げ下げなど金融政策が実行出来るようにしていく。
(これが、いわゆる『出口』戦略)