寄付金で聴覚検査費用助成へ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180914/2020001779.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

姫路市の医師が、新生児の聴覚検査の普及のために使ってほしいと
姫路市に1億円の寄付をすることを明らかにしました。
姫路市は、これをもとに来年度から検査費用の一部を助成する方針です。

寄付を行うのは、姫路市医師会の名誉会長で、長年、耳鼻科の医師を務めてきた藤森春樹さん(92)です。
新生児の聴覚検査は、難聴などの病気や障害を早期に発見し、適切な治療を行うために
重要とされていますが、検査の費用を助成している自治体は一部にとどまっています。

藤森さんは、地元の姫路市で新生児の聴覚検査の普及に役立ててもらおうと、
医療法人の理事長としての退職金から1億円を市に寄付することにしたということです。
藤森さんは、
「退職金を普通に使うよりも何か役に立てることはないかと考えた。
これを機に聴覚検査の公的な助成が姫路市以外の自治体にも広がってほしい」
と話していました。

寄付は、ことし11月ごろの予定で、姫路市はこれをもとに基金を作り、
来年度から新生児の聴覚検査の費用の一部を助成する方針で、
対象となる人には助成を受けるための券を配付するということです。

姫路市は、「新生児の聴覚検査については公的な助成を検討してきたが、
限られた予算のなかで、なかなか実現できなかった。今回、実現できる方向となり本当に感謝しています」
とコメントしています。

09/14 17:18