https://www.cnn.co.jp/usa/35125697.html

サメ襲撃による死者、82年ぶりか 米東部マサチューセッツ州
2018.09.16 Sun posted at 16:19 JST

(CNN) 米東部マサチューセッツ州ケープコッドにある海岸で15日、海で泳いでいた男性がサメによるものとみられる襲撃を受けて死亡した。マサチューセッツ州で起きたサメの襲撃による犠牲者としては1936年以来となるとみられている。

警察によれば、襲撃はニューカム・ホロー・ビーチで現地時間正午ごろに発生。目撃者が当局者に語ったところによれば、男性2人が約27メートル沖合でサーフボードを楽しんでいた。
マサチューセッツ州在住の26歳の男性が負傷し、心肺蘇生術などの手当てを受けたものの、病院で死亡が確認された。

当局者によれば、傷あとはサメによるもののように見えるという。公式の死因については検視によって確定する見通し。

ハイイロアザラシの数が増えたことなどを受けて、同海域ではサメの目撃例が増加しているという。

ケープコッドでは先月、61歳の男性がサメの襲撃を受けて負傷していた。この男性はサメにかまれた際、沖合約27メートルに立っていたという。

フロリダ州にある自然史博物館によれば、マサチューセッツ州でサメによる死者が最後に出たのは1936年のことだったという。専門家によれば、サメによる襲撃は「非常にまれ」で、夏にサメによる襲撃が増えるのは海中に入る人間や動物の数が増えるためだという。