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苫東厚真火力発電所 再稼働は19日以降に
2018年9月18日 20時54分地震 ライフライン

北海道電力は地震のあと、停止していた苫東厚真火力発電所の1号機を18日中に再稼働させるとしていましたが、復旧作業が終わらず、19日以降にずれ込むと発表しました。

北海道電力は18日午前、藤井裕副社長が会見し、苫東厚真火力発電所の1号機について18日中に再稼働するという見通しを示していました。

北海道電力によりますと、発電所では現在、最終的な作業が進められていますが、ボイラーに使う水の入れ替えなど、最終的な復旧作業に時間がかかっているということです。

このため、18日中の再稼働を見送り、再稼働は19日午前9時以降にずれ込むと発表しました。

北海道電力は設備にはトラブルはなく、試運転では順調に出力を上げていると説明しています。

1号機は出力が35万キロワットで、19日順調に再稼働すれば、電力の供給力は391万キロワットと地震前日のピーク時の需要、383万キロワットを上回る水準に改善します。

電力供給にはいくぶん余力ができますが、北海道電力は地震後に運転している老朽化した発電所ではトラブルが起きるおそれもあるとして、19日以降も家庭や企業に対して、例年、冬場に呼びかけている「無理のない範囲」の節電を求めることにしています。