自宅で父親を刺殺したとして、殺人罪に問われた神戸市垂水区の無職の男(30)に対する裁判員裁判判決公判が21日、神戸地裁であり、芦高源裁判長は懲役12年(求刑懲役16年)を言い渡した。

 判決などによると、同居する父=当時(57)=からしかられたことに激高し、胸などを包丁で複数回刺して失血死させた。

 芦高裁判長は「働かずに家にひきこもる生活を続けた男の将来を親として心配した叱責で、被害者に落ち度はない。身勝手な犯行で、被害者の無念さも想像に難くない」と指摘した。

2018/09/21 20:40
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201809/sp/0011661792.shtml
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