パナソニックは2日、クラウドファンディングを活用して襟巻き型のヘッドホン「ウエア・スペース」を製品化すると発表した。ヘッドホンのまわりに視界を遮るパーテーションを付けたユニークなデザインにした。家電などの量販品の枠組みにとらわれず、これまでにない斬新さで新たな需要を掘り起こす。

視覚と聴覚を制限する襟巻き型ヘッドホン
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ウエア・スペースは視界を80度ほどに制限する。ヘッドホンのノイズキャンセリング効果と合わせて、視野を狭めて「心理的なパーソナル空間をつくる」(同社)。約360グラムで持ち運びやすく、コワーキングスペースやオフィスなどでの作業に没頭できるという。

12月11日までカルチュア・コンビニエンス・クラブ系のクラウドファンディング「グリーン・ファンディング」を通じて資金を募る。目標は1500万円で、調達額に応じて生産台数を決める。

連結売上高が約8兆円規模のパナソニックにとって、意欲的なプロジェクトになる。試作品をスピード感を持って作り改良を重ねる「アジャイル(俊敏な)開発」と呼ばれる手法を学ぶため、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」関連のスタートアップ、シフトール(東京・中央)を4月に買収した。今回は同社が設計や製造、販売を担う。

ウエア・スペースは半年ほどで試作品を開発した

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2018/10/2 19:06