パーキングメーターを不正操作か 3人逮捕 名古屋
2018年10月3日 14時12分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181003/k10011656551000.html

名古屋市で、道路のパーキングメーターを不正に操作し、料金を払わずに長時間車を止めたとして、人材派遣会社の従業員3人が警察に逮捕されました。不正な操作は少なくとも数か月前から繰り返されていたと見られ、警察は、動画投稿サイトなどで手口を知った可能性もあるとみて調べています。
逮捕されたのは、名古屋市中区にある人材派遣会社の従業員3人です。

警察によりますと、3人は、会社の近くの道路に設置されているパーキングメーターを不正に操作し、料金を払わずに長時間車を止めたとして、偽計業務妨害の疑いが持たれています。

3人は、60分の制限時間が近づくたびに車体を感知するセンサーを遮断してメーターを「0」に戻し、長い時は10時間以上車を止めていたということです。

不正な操作は少なくとも数か月前から繰り返されていたとみられています。

パーキングメーターを誤作動させる方法は、動画投稿サイトや個人のブログで「裏技」などとして紹介され、中には3万回以上再生されている動画もあります。

警察は、3人が、こうしたサイトなどで手口を知った可能性もあるとみて調べています。
ネットに氾濫する手口
公共の道路をいわば自分の車庫代わりに使っていた疑いが持たれている今回の事件。

パーキングメーターを不正に操作する方法は、「裏技」「すごく簡単」などとして、インターネットのホームページや個人のブログ、それに動画サイトなどで紹介されています。

このうち、ある動画サイトに投稿されていた映像には、実際に投稿者がパーキングメーターを不正に操作している様子が映っていて、再生回数は1万6000回を超えていました。

中には3万回以上、再生されている動画もあり、ネット上に不正な手口が氾濫することに警察当局は危機感を募らせています。