東京都議会の定例会は最終日の5日、本会議が開かれ、再来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、性的マイノリティーへの差別やヘイトスピーチをなくすための都独自の条例案が賛成多数で可決・成立しました。
東京都は今回の都議会の定例会に、あらゆる差別を認めないオリンピック憲章の理念の実現に向けて、性的マイノリティーへの差別やヘイトスピーチと呼ばれる民族差別的な言動をなくすための独自の条例案を提出しています。

この条例案について5日の本会議では、都民ファーストの会や公明党、共産党などが「2年後に迫った東京大会までに世界の潮流を捉えた人権施策を推進することは、ホストシティーとしての都の責務だ」などとして賛成したのに対し、自民党は「都民に見える形で意見を聴取し、広く議論してもらっていない」として今回の定例会で結論を出さず、継続して審議するよう求めて反対しました。
採決の結果、条例案は賛成多数で可決・成立しました。

条例には、差別解消や理解促進に都が率先して取り組むことや、ヘイトスピーチを繰り返すような団体に対し都の施設の利用を制限することなどが盛り込まれ、都によりますと、性的マイノリティーやヘイトスピーチに焦点をあてた都道府県の条例の制定は初めてだということです。
条例は来年4月に全面的に施行されます。
また、赤字経営が続く都の工業用水道を4年半後の2023年3月末で廃止するための条例案も、自民党を除く各会派の賛成多数で可決・成立しました。

■小池知事「多様な個性輝く東京を」

小池知事は記者会見で「ヘイトスピーチの問題やLGBTについて取り組む条例を可決していただいた。条例の中身や内容をしっかりと踏まえ、多種多様な個性が輝いて活力あふれる東京都の実現にまい進したい」と述べました。
また、ヘイトスピーチを繰り返すような団体に対し都の施設の利用を制限することが盛り込まれていることをめぐって「表現の自由の制限につながるのではないか」という懸念の声があることについては「制限の運用において第三者機関の審査会の意見を踏まえて判断することになっている」と述べ、第三者の意見を踏まえて適切な運用を進める考えを示しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20181005/k10011659811000.html

★1:2018/10/06(土) 10:58:56.88
【東京都】LGBT差別やヘイトスピーチなくす条例が自民党以外の賛成多数で成立 団体名や個人名公表へ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1538791136/