千葉市の幕張メッセで16日に開幕した、アジア最大級の家電とITの展示会「CEATEC(シーテック)ジャパン2018」。19回目となる今年は昨年を超える725企業・団体が参加し、初出展は345企業・団体に達した。玩具メーカーのバンダイが人気アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するロボットをコンピュータープログラミングで操作できる教材キットを出展するなど異業種の出展が大幅に増え、人工知能(AI)なども活用して暮らしを変えるアイデアを競い合っているのが特徴で、主催団体は19日までの4日間で16万人の来場を見込む。

バンダイは、ガンダムに登場するモビルスーツ(ロボット)の「ザク」を組み立てコンピュータープログラミングで操作できる教材キットを出展。プログラミングとロボット工学を同時に学べるとして、中学生以上を対象に販売する考えだ。

 パソコンやタブレット端末上でプログラミングを行い、組み立てたザクに通信で指示を出して動かす。腕の関節部分やモーターなどさまざまな部品が用意され、基本的なロボットの組み立て方も学べるという。

同社では製品化に向けて開発中で、小学校でのプログラミング教育が必修化される2020年度前後の発売を目指す。価格は未定。同社の原田真史・新規事業室デピュティゼネラルマネージャーは「ガンダム世代の父親と親子で楽しみながら学べる教材に仕上げたい」と話した。

https://www.sankei.com/smp/economy/news/181016/ecn1810160019-s1.html