ドイツ運輸省は15日、仏自動車大手PSAグループ<PEUP.PA>傘下の独オペルに対し、排ガス調査に絡み約10万台のリコールを指示する方針だと明らかにした。
検察当局はこの日、同社に対し家宅捜索を行った。

同省の声明によると、ドイツ連邦自動車局(KBA)が2015年、オペル車に排ガス量を操作できる4つのソフトが搭載されていることを発見し、それらを取り除くソフト更新を行うよう命令したという。
その後、今年初めに5つ目のソフトが見つかり、「カスケーダ」、「インシグニア」、「ザフィーラ」の複数モデルにリコール措置を科すために現在聞き取り調査が行われているという。
オペルは声明で、排ガス試験を操作するために違法な装置を使ったとする当局の見方を否定した。

http://www.asahicom.jp/business/reuters/images/AS20181016000612_commL.jpg
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKCN1MP2M2.html