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埼玉県 人材確保の協力強化でベトナムと覚書
2018年10月26日 18時17分

国内で人手不足が深刻となる中、埼玉県の上田知事は、訪問先のベトナムで、人材の確保に向けた協力強化のための覚書をベトナム側と結びました。

ベトナムを訪れている埼玉県の上田知事は、26日、地元の企業関係者などと、首都ハノイにある労働・傷病兵・社会問題省でズアン・マウ・ジェップ副大臣と会談しました。

この中で、上田知事は「現在、埼玉県にいる技能実習生の半分がベトナム人となっている。今回結ぶ覚書を通じて連携を強化し、ウィンウィンの関係を築いていきたい」と協力を求めました。

これに対し、ジェップ副大臣も「ベトナムの若者が日本で働くことで、より高度な技術を身につけ、国の発展に貢献してくれることを期待したい」と応じました。

続いて、双方で人材の確保に向けた協力強化のための覚書に署名しました。

国内で人手不足が深刻となる中、多くの現場で技能実習生などの外国人人材の活用が進められていますが、このうちベトナムからの技能実習生は13万人余りと、この7年で10倍に増え、最大の送り出し国となっています。

埼玉県によりますと、県内の企業からはベトナム人技能実習生の受け入れをもっと支援してほしいという要望のほか、最近は、技能実習生の活用が始まった介護施設からの問い合わせも増えているということです。

埼玉県は、ベトナムの労働当局と協力の覚書を結ぶことで、県内の企業が優秀な人材を確保できるよう支援していきたいとしています。

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