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テクノロジー
2018年11月2日 / 16:56 / 2時間前更新
中国アリババ、7─9月売上高は予想下回る　失速の兆候

［２日　ロイター］ - 中国の電子商取引大手アリババ・グループ(BABA.N)の第２・四半期（７─９月）決算は、売上高が市場予想を下回った。中国経済の減速とアリババの失速の兆候をあらためて浮き彫りとする内容となった。

売上高は前年同期比５４．５％増の８５１億５０００万元（１２３億９０００万ドル）で、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の８６５億１０００万元を下回った。

ネット通販最大の商戦日である１１月１１日の「独身の日」セールを控え、第２・四半期の売り上げはやや鈍化する傾向にある。

総売上高の８４％を占める電子商取引部門の売上高は５６％増の７２４億８０００万元。

クラウドコンピューティング部門の売上高は９０．５％増の５６億７０００万元。

エンターテイメント・デジタル部門の売上高は約２４％増の５９億４０００万元。

特別項目を除く１株利益は９．６０元で、アナリスト予想の７．４１元を上回った。

普通株主帰属の純利益は１３％増の２００億３０００万元（１株当たり６．７８元）。

アリババの株価は年初来１２％超値下がり。馬雲（ジャック・マー）会長の退任予定や利益率の低下、米中貿易摩擦が消費支出に及ぼす影響を巡る懸念が重しとなっている。