ロシア当局によれば、ISS(国際宇宙ステーション)のコンピュータのうち1台が動作不良を起こした。だが、このことにより乗員に危険は及ばないという。

 ロシアの宇宙企業ロスコスモスは11月6日、ISSのロシアモジュールに設置された3台のコンピュータのうち1台が停止したと発表。ロシアの管制側では8日に再起動する計画だ。

 ロスコスモスは、ISSに乗り組んでいるNASAのセリーナ・オナン=チャンセラー氏、ロシアのセルゲイ・プロコピエフ氏、ドイツのアレクサンダー・ゲルスト氏にコンピュータの問題による影響はないと強調している。他の2台で宇宙ステーションの動作は維持されるという。

 10月11日にはISSの新しいクルーとしてNASAのニック・ヘイグ氏、ロスコスモスのアレクセイ・オフチニン氏が送り込まれる予定だったが、ロシアのブースターロケットが問題を起こし、2分で脱出を余儀なくされた。

 次のISSクルーを乗せたロケットは12月初めに打ち上げられる予定だ。



ITmedia NEWS 2018年11月07日 11時45分
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