愛知県は愛・地球博記念公園(長久手市)に整備予定の「ジブリパーク」について、基本設計業務をスタジオジブリ(東京都小金井市)と日本設計(東京・新宿)に委託する。スタジオジブリがデザインを監修し、日本設計が図面作製などの基本設計を担う。

9日までに県が発表した。エリアの配置計画や運営管理手法などをまとめた基本構想とともに、今年度中にも計画全体の骨格を固める予定だ。

県は基本設計について、入札によらず両社との随意契約とした。契約額は2億8443万円。ジブリパークではジブリ映画の世界観を再現するとしており、映画作品の著作権を管理する企業の監修が欠かせないことから特例措置を活用した。

日本設計は「三鷹の森ジブリ美術館」(東京都三鷹市)を設計した実績がある。

愛知県は2017年にジブリパーク構想を表明。18年4月には22年度中の開業を目指すと発表している。計画では、愛・地球博記念公園に5つのエリアを整備する。18年度中に基本構想・設計を固め、19年度に詳細設計に入る。着工は20年度をめどにしている。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37579100Z01C18A1CN8000/