暴力団組員が暴行され、重傷を負った事件の犯行の様子を写した組事務所の監視カメラ映像を消去したとして、大阪府警捜査4課は14日、組織犯罪処罰法違反(証拠隠滅)容疑で、大阪市中央区島之内の指定暴力団山口組系3次団体「兼一会」会長、金奎轍(きん・けいてつ)容疑者(66)ら計11人を逮捕した。

府警は認否を明らかにしていない。

逮捕容疑は2月7日、兼一会の組事務所で、組員による傷害事件の犯行状況を写した監視カメラ映像を、府警が差し押さえようとしているのを知りながら消去したとしている。

同課は同日未明、組事務所付近の路上で別の暴力団幹部らを暴行し重軽傷を負わせたとして、4月に傷害などの容疑で兼一会の組員5人を逮捕。

事件直後、捜査員が組員に映像の任意提出を求めたが拒否され、家宅捜索で差し押さえたところ犯行時間帯の映像が消えていたという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181114-00000589-san-soci