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豚コレラ 農林水産省が症状の特徴を通知 警戒呼びかけ
2018年11月16日 20時37分

岐阜市で2例目の発生が疑われる事例が確認された豚コレラについて、農林水産省は、ブタの元気や食欲がなくなって発熱と結膜炎の症状が見られたとして、全国の都道府県に通知して警戒を呼びかけました。

豚コレラは、人に感染することはありませんが、ブタやイノシシに強い感染力を示す伝染病で、一般的に下痢やふらつきなどの神経症状を示すとされています。

岐阜市で16日、2例目の発生が疑われる事例が確認されていて、農林水産省は1例目のウイルスの特性などから、岐阜市のケースでは食欲や元気がなくなって発熱と結膜炎の症状が見られ、一般的な症状とされている下痢や神経症状は明確には確認されないことを明らかにしました。

また、1例目のウイルスでは感染から5日から8日で症状が出たということで、潜伏期間が比較的長いことも特徴だとしています。

農林水産省は、各都道府県にこうした特徴を通知して警戒するよう呼びかけたほか、ブタに異常があれば速やかに検査を行うよう呼びかけています。

農林水産省動物衛生課の熊谷法夫課長は「こうした情報を自治体と共有し、豚コレラの拡大を防ぎたい」と話していました。