https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/1154829.html

PCのコンシューマ向け市場が冷え切っているらしい。2020年までは好調を維持しそうな法人向け市場とは大きく異なる様相だ。

だが、この停滞は、本当に避けられないのだろうか。


「こあいさんかごで、はちじー」

親戚から電話があった。80歳超の女性である。

どうやらPCの調子がおかしく、起動して使えるようになるまで30分もかかるという。もはや限界と思って買い換えを決めたという。

話をきくと、近所のパソコン教室では、出張サービスで調子の悪いPCのメンテナンスを引き受けてくれるところがあるらしい。
通っているわけでもないが、チラシを見てそのサービスを依頼して見てもらったところ、やはりそろそろということだったそうだ。
有料のサービスではあるが、これまでもちょくちょく利用していたらしい。

現行機は、10年近く前の液晶一体型PCだ。ノートPCも考えたが、やはり大きな画面で使える一体型がよいということで、
そのサービス氏に相談したところ「こあいさんかごで、はちじー」なら何でもいいんじゃないかというアドバイスがあったそうだ。

サービス氏のアドバイスはそこまでで、結局、ぼくのところにSOSが入った。量販店で「こあいさんかごで、はちじー」
と言えばわかるかと訊くので、最初は何のことかと思ったのだが、「Core i3かCore i5で8GBメモリ」ということのようだ。
じつに的確なアドバイスだと思う。

そのスペックなら不満を感じることはないだろうし、それなりに長く使えるはずだ。ストレージはいくらなんでも1TB以下の製品はないだろう。

そして、それがプロセッサとメモリ容量のことだと伝えたのだが、当然、うまく理解できない。それはどこで買えるのかと聞かれる。

とりあえず、「身長と体重のようなもので、170cm/65kgの体格の持ち主がいっぱいいるように、その仕様を持つPCは、
どのメーカーでもたくさんある」と答えた。

とにかく買うから何を買えばいいのかを教えてくれというので、調べるための時間をもらって電話を切った。


店頭モデルのバリエーションが乏しい

現行機はNECの一体型VALUESTARだ。ということは、同じNEC機か富士通機がよかろうと判断して、Webで製品を調べ始めた。
店頭モデルの型番を調べて伝えれば、量販店でそれを告げるだけで買えるはずだ。

ところがないのだ、普通のPCが。

サービス氏が言うところの、「Core i3かCore i5で8GBメモリ」のベーシックなPCがない。メモリが4GBしかなかったり、
8GBあるかと思えば地デジTVチューナー搭載やら4K液晶やらのプレミアムPCだ。

オーソドックスなPCが店頭モデルとしてラインアップされていないのだ。そもそも富士通(FCCL)は、店頭モデルを同社Webで探すことができない。

両社ともに、ダイレクト販売であれば、カスタマイズして希望のスペックのPCが手に入る。だが、それはさすがに知識のない高齢者には荷が重い。

さらに、クレジットカードがないという。ご主人の家族カードを使っていたが、ご主人が亡くなって以来、
クレジットカードとは縁なく過ごしているという。新たに申し込もうにも、70歳超の新規入会は審査が通らないそうだ。

代わりに購入するというわけにもいかず、フルカスタマイズではなく、某社直販専用モデルの型番を伝え、
それにOfficeをつけるということで、フリーダイアルの電話注文をしてもらい、代引きでの決済で無事に購入が完了した。

納品は12月上旬で、まだしばらく先だが、楽しみにしているということだった。届いたら届いたで、いろいろトラブルも出るだろうが、
先のサービス氏がセッティングなどを引き受けてくれるらしく、サポートの心配はなさそうだ。


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1が建った時刻:2018/11/24(土) 13:01:34.92