国交省、紙おむつ破砕し下水道へ 薬品でし尿分離も
2018/11/25 16:54
https://this.kiji.is/439333767175767137?c=39546741839462401

 国土交通省は、介護施設などで働く職員の負担を軽くするため、使用済み紙おむつの新たな処理方法を来年度にも実用化する方針だ。まずは薬品などで分離したし尿を下水道に流せるようにし、将来的には、おむつそのものを機械で細かく砕き、下水に流す方式の実現を目指す。子育て支援にもつなげたい考えだ。
 処理に必要な装置は民間が開発し、同省は資金面で支援。分離方式は、本年度から始まった高齢者施設での実証試験を経て、早ければ2019年度から実用化する。おむつごと流す方式は、受け入れが可能か、下水道施設を管理する自治体がそれぞれ判断する必要があるが、22年度以降の運用が目標だ。