【ジュネーブ共同】畜産業が盛んなスイスで25日、農家が広く行っている牛やヤギの角切りをやめるかどうかを問う国民投票が行われた。スイス公共放送が伝えた暫定開票結果では、反対約55%、賛成約45%で、角切りの禁止を求める提案は否決された。
角切りは痛みを伴い残酷だと主張する賛成派に対し、反対派は牛舎など限られたスペースで飼育するために必要としていた。

スイスの畜産現場では、ほかの動物や飼育に当たる人を傷つけないため牛などの角を切る「除角」が一般的に実施されている。

しかし角を焼きごてなどで根元から取り去るため、動物愛護団体は「ひどい痛みを受ける」と訴えていた。

共同通信
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