偽不在通知が誘導、iPhone標的新種SMS
2018年11月26日 17時40分
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181126-OYT1T50056.html?from=ytop_top

 宅配大手・佐川急便の偽不在通知を装ったフィッシング詐欺が相次いでいる問題で、「iPhone(アイフォーン)」利用者を標的とした新種のショートメッセージサービス(SMS)が出回っていることがわかった。毎月の通話料と合算する「キャリア決済」の認証コードを盗まれ、勝手に「iTunesカード」などを購入される被害が出ているという。

 独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)によると、佐川急便の不在通知を装ったフィッシング詐欺は今年1月頃から目立ち始めた。当初はアンドロイド端末が標的で、本物そっくりの偽サイトに誘導されて不正なアプリをダウンロードさせられ、電話帳の連絡先が盗み取られたり、偽SMSを送る発信元として利用されたりする被害が出ていた。
 新種のSMSは8月頃に最初に確認され、商品の購入代金などを月々の通信・通話料金と合算して支払うiPhoneのキャリア決済を悪用する。
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