鉄道延伸200億円「IR事業者が負担」 大阪市が条件
2018年11月29日03時18分
https://www.asahi.com/articles/ASLCX66V8LCXPTIL02R.html?iref=comtop_8_03

 2025年に開催が決まった大阪万博の会場予定地の人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)のアクセス整備をめぐり、大阪市の吉村洋文市長は夢洲に誘致をめざすカジノを含む統合型リゾート(IR)の事業者の選定の事実上の条件として、鉄道延伸費用200億円の負担を加える方針を固めた。

 今年7月、国内で最大3カ所にIRを設置する実施法が成立したのを受け、大阪府と大阪市は夢洲を予定地として誘致に手を挙げる方針を決めている。予定地は万博会場に隣接し、24年度中の開業を目指す。
 夢洲へのアクセスは現在、トンネルと橋による道路のみで、大型イベントを開催するには大阪都心部からの交通手段の改善が必要な状況。府と市は万博開催前の24年度までに鉄道を整備する計画で、大阪メトロ中央線のコスモスクエア駅から夢洲までの約3キロを延伸し、新駅を開業させる考えだ。
 鉄道用のトンネルは約450億…

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