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秋篠宮さまは誕生日に先立つ22日の記者会見で、大嘗祭(だいじょうさい)に公費を支出するという
政府の決定に対し、疑問を示された。政府は方針を変更しないが、皇族の政治的な発言ととらえ、問題視する声もある。

◆苦渋の表情

「まさか記者会見で述べられるとは」。宮内庁幹部は、秋篠宮さまの突然の発言に戸惑いの色を隠せない。
大嘗祭の費用について、政府は今年4月、平成の整理を踏襲し、公費を支出すると閣議で了解していた。

異例の発言から間もない22日午後、宮内庁の山本信一郎長官は記者会見で「政府の方針に従って準備を進める」と話した。
意見を聞いた上で、大嘗祭は皇位継承に伴う重要な、伝統的な儀式で、平成の代替わりで様々な議論を経て
公費支出が決まったと、秋篠宮さまに説明してきたという。

「聞く耳を持たない」という苦言について「私もつらいが、そう受け止められたのであれば申し訳ない」と苦渋の表情を浮かべた。