※夜の政治

12/5(水) 11:10配信
デーリー東北新聞社

 開会中の岩手県議会定例会で4日、無所属の吉田敬子議員(40)=盛岡選挙区=が、県議会で初めて、育児のために子どもを連れて登庁した。吉田議員は「私をきっかけに、出産しても議員を続けやすい環境が整い、女性議員が増えれば」と期待を込めた。

 吉田議員は、6月の定例会で県議会初の産休を取得。9月の定例会は体調不良で欠席し、今定例会で復帰した。県議会には育休に当たる制度はない。

 この日は一般質問。保育施設に預けることも検討したが、生後6カ月の長男は母乳しか飲めないため、議場にいる間、吉田議員の母が議員控室で面倒を見ることにしたという。

 限られた休憩時間に授乳を済ませ、県職員との打ち合わせなどもこなした吉田議員。同僚議員から代わる代わる「赤ちゃん、かわいいね」と声を掛けられ、「正直、不安だったが理解してもらえて良かった」と、ほっとした表情を見せた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181205-00010002-dtohoku-l03